高校球児の夏

宮崎商業高校の浜田監督は、
毎日欠かさず、何か人の役に立つことを
選手とともに行うのが信条でした。

例えば、球場のゴミ拾いとか、掃除とか、草むしりとか・・・・・。
試合の日も、練習が休みの日も、関係なく。
全員、毎日です。



きょうは高校野球宮崎県大会の決勝戦☆☆☆
ギリギリまで見に行くか悩みました。
でも、ああ、祝日でもニュースはあるし、
朝の勤務が終わってだと・・・やっぱ無理だよなあ（涙）

そこで、インターネットの試合速報（スコアボード）と
にらめっこです。
対戦は、３９年ぶりの甲子園出場を狙う宮崎商業ＶＳ
連覇を目指す、王者　日南学園。

日南学園には去年甲子園を経験した
有馬・中崎の二枚看板がいる。
一方の宮崎商業には、プロ注目の絶対的なエース
赤川がいる。

赤川くんは１年生の頃に取材したことがあります。
当時から体格もよくて、球威があって。
ただ時折崩れることがあったんですが、
浜田監督は、「ここは経験によって成長するところ。」と。

ええ、この２年間で、たくましく成長していました。

試合は宮崎商業が、日南学園有馬から初回に２点を奪うと、
あとは赤川と、代わった中崎との投げあい。

試合を見てない私が言うのもまさに陳腐なお話ですが、
とにかく、スコアボードから想像するしかない！！

しかし、宮崎商業の守備の時間の、短いこと・・・
これだけで、赤川くんの調子がどうかっていうことくらい分かります。
準決勝では延長１５回を完投し、再試合までやったのに、
ここまで安定したピッチャーは、私は近年見ていない気がします。

スコアボードは初回の２対０のまま、
ゼロ行進が続きます。
投手戦ゆえ、試合が早い！！日南学園が赤川を捕らえられないまま、
あっという間に９回です。

ここで・・・

いくらページを更新しても、９回の点数が出ない～！！

これは、日南学園が攻撃してるということか！！？それとも、
ただ更新が遅いだけなのかあああ！！？

やきもきしながら待っていると、
スコアの更新よりも先に、ＭＲＴの尊敬する先輩、関アナからの一報。



「９回、日学２対１まで追い上げ、さらに２アウト満塁のチャンスに
バッター、有馬くん。

空振り３振。
宮商優勝！
いい試合でした。」


スコアボードなんかじゃ到底計り知れない、
素晴らしい、素晴らしい試合だったようです。



「一日一善」

実力に差がないとき、最後に支えになるのは
ここだよ、って、
浜田先生は２年前、迷いなくおっしゃいました。

きょうも、あしたも、あさっても、
ずっと続けていくはずです。


さあ、赤川を軸としたチーム宮商が、
今度は全国の舞台でどんな風を起こすのか・・・！！
自分たちが毎日積みあげてきた
見えないプラスのエネルギーは、
どんなお守りよりも、効果がある気がしてなりません。